事業の目的

男女間における暴力であるドメスティック・バイオレンス(以下、「DV」という。)は、婚姻関係にあるか否かに関わらず、また、世代や年齢を問わず発生しています。

これらを未然に防止するため、小学生・中学生・高校生・大学生を対象としたDV未然防止教育事業を実施しています。

2021年度は、30校を超える小中学校、高校、大学で講演を実施しました。(2021年12月末現在)

またこれに加えて、「佐賀県教育庁保健体育課」主催の「市町立小学校性に関する指導支援事業」の委託を受け、小学校9校の4年~6年生の児童に性教育講演を実施しました。

DV未然防止教育講座の様子 DV未然防止教育-2

平成18年度、佐賀県が10代の人工妊娠中絶実施率が全国ワースト1位になったことを受け、平成20年度から、佐賀県医師会主導で始まった性教育と、当法人理事長が前職時代に始めた「DV未然防止教育」は10年以上続き、直接的な効果を示す証拠はありませんが、佐賀県の人工妊娠中絶実施率は、九州の他の地域に比べても改善しています。

この取り組みは私たちの使命と考え、今後も未来ある子どもたちのために尽力していきます。

事業内容

(1)高校・大学生向けDV未然防止教育

演題:お互いを大切にして よりよい関係を築くために

~交際相手からの暴力“デート”DVについて~

事業の対象

県内の高等学校及び大学等の生徒及び学生。

実施する内容

デートDV等の実態を認識することで、自分と相手を大切にすることの重要性を学びます。

なお、実施する内容については、事前に実施校とセンター担当者との打ち合わせにより決定いたします。

※ 実施に当たり必要な機材(プロジェクター、スクリーン等)の貸出等について協力をお願いいたします。

講師

理事長:原 健一

受講の手続き

申し込みフォームからお申込みください。

(2)中学生向け予防教育

事業の対象

県内の中学校の生徒、教職員及び保護者等。

実施する内容

命の大切さや友達関係の作り方と将来の交際について、他者との良好と危険な関係のあり方等に関する講演形式とします。

なお、実施する内容については、事前に実施校とセンター担当者との打ち合わせにより決定します。

※ 実施に当たり必要な機材(プロジェクター、スクリーン等)の貸出等について協力をお願いいたします。

講演内容

➀友だちとの楽しい関係の作り方
②いのちのお話 誕生学
③受け継がれるいのち
④DV未然防止教育「相手を思いやり自分を大切にする」
⑤地域やネットにひそむ危険
⑥生と性と死を考える
⑦エイズを通していのちを考える
⑧SNSの楽しさに潜む危険

※1校につき3コマまで対応できます。ただし、④の実施は必須とさせていただきます。

※上記にはない内容であっても講演対応できますので、まずはご相談ください。

講師

①④⑤:理事長:原 健一
②:助産師:宮永 奈々美
③:助産師:津上 泰子
⑥⑦:僧侶:古川 潤哉
⑧:特定非営利活動法人ITサポートさが スタッフ

受講の手続き

申し込みフォームからお申込みください。

(3)小学生向け予防教育

事業の対象

県内の小学校における高学年(主に第5学年、第6学年)の児童。

実施する内容

友達との関係づくりや楽しいコミュニケーションの取り方、自分と他者の考えが違うこと、性の多様性、地域やネットに潜む危険等に関する講演形式とします。

また、実施校の要望により、グループ学習を追加することも可能です。

なお、実施する内容については、事前に実施校とセンター担当者との打ち合わせにより決定いたします。

※ 実施に当たり必要な機材(プロジェクター、スクリーン等)の貸出等について協力をお願いいたします。

講師

理事長:原 健一

受講の手続き

申し込みフォームからお申込みください。

費用

有料

費用については、ご相談ください。

今後の取組み

暴力や性被害に遭いやすいと言われている、特別支援学校児童・生徒に対する性教育、暴力予防教育プログラムの開発に着手していきます。